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#143鳥屋峠  #144亀穴峠
2020/03/06(Fri)
サイクリングで気づいた峠の魅力、2015年改めて群馬県内および自宅から日帰りで行ける程度の範囲で峠を巡ってみようと決意してみた。
山道を上って下ってさぁ行ってみよう。
  

#143鳥屋峠(どや) 680m 藤岡市上日野の矢掛~甘楽町天引の上鳥屋
群馬の峠によると 本峠は、新屋峠ともいう。 とあります。

#144亀穴峠(かめあな) 691m 藤岡市上日野の矢掛~甘楽町天引
群馬の峠によると 本峠は、元禄絵図にある。「杉峠」にあたるとみられる。
『藤岡市史』の民族編には、「明治大正のころは、上日野では病人が重くなると、亀穴峠などの峠を越えて小幡の医者を迎えに馬を引いていき、医者を馬に乗せてきた。村の人は提灯を持って迎えに行った。」
「奈良山をはじめ、上日野の人は、峠を越えて富岡の銀行へもよく行った。」という記事がある。
などとあります。

2019年6月白倉口より入りタイムオーバーにて撤退、12月宝積寺~白倉神社経由ルートは峠同定ミスにより敗退
今回は3回目のチャレンジ、最短ルート、点線の登山道が記されている。鳥屋峠道を行きます。
峠巡ラーのプライドにかけて失敗は許されません。
桜の咲くころには映えそうな小幡の城下町をすぎて左折、道沿いに小丘を2つ越え南へ、沢沿いに林道を登っていくと
数件の民家がありそれが鳥屋集落、車社会となって使われなくなった峠に向かう道は最後の家を過ぎると急に酷道へと変化します。
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昨年の台風の仕業でしょうか?この先にMTBをデポして遊歩道を歩いていきますが、道は全体的に荒れています。
本来ならば沢沿い向かって右側が旧鳥屋峠道なのでそっちが正解でしたが、歩きやすい遊歩道のある沢の左側を行ってしまい
30分ほどタイムロス、急こう配の尾根を乗り越える。おかげで日頃できていないストレッチと筋トレができたw
鳥屋峠道にもどれば薄いけども道が見えるので、其れをたどるだけで鳥屋峠に至ることができました。
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峠を示す物なし、ここが鳥屋峠で間違いないでしょう。
反対側の上日野側に100mほど行くと大正15年に設置された道しるべがありました。
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100年後もこの峠道が人々に使われていることに疑いも持たなかったでしょうね。
この先に廃屋と住居跡というのがあるので行ってみました。
亀穴集落跡、ここに人が住んでいたとは考えられないような・・・
生活感が感じられないので、近年できた木材の集積地のようにも思えます。
FHD0072_Moment (2)
時間がないのでここで折り返し、先ほどの道標にもどって左小幡道を少し行ったところにあるのが亀穴峠となります。
開けたところで峠らしさはありません
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峠ネームプレートを取り付けたネジとビニールひもの残骸を確認!
今回の目的をクリアしたところで少し遅くなりましたが、持参した袋麺で腹ごしらえしました。
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帰路は慎重に旧鳥屋峠道をたどり、迷うことなくデポ地に到着
しかしこの頃ルートミスが多い、これ以上の難ルートになると、山歩き用GPSがないと厳しいかも(;^ω^)

難易度 ★★★☆☆






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#141中峠  #142二本木峠
2019/12/24(Tue)
サイクリングで気づいた峠の魅力、2015年改めて群馬県内および自宅から日帰りで行ける程度の範囲で峠を巡ってみようと決意してみた。
山道を上って下ってさぁ行ってみよう。
  

中峠(なか) 甘楽町小幡 
群馬の峠には ~『甘楽町地名考』によると、二本木峠の北、白倉神社の西方にあり、中峠を通る道は小幡・轟から入り、二本木峠で白倉から至る道と合流した、という。 

二本木峠(にほうぎ)820m
藤岡市上日野の小柏~甘楽町白倉・轟・小幡 
とあります。

12月21日 この日は今年6月1日に途中で断念した亀穴峠のリベンジと言う事で出発したのです。
6月1日の亀穴峠行は、小幡経由白倉より沢沿いを詰めて丁度水が無くなったあたり、鳥居の有る所で時間の都合で引き返しました。↓の写真の所
NEC_1786.jpg
地図によると鳥居をくぐり道っぽいルートを数百m進むと旧白倉神社に行きそうです。
亀穴峠へは左手の山の斜面を登り上げる形です・・・全く道らしいものは見えませんでした。

今回は新旧の白倉神社にもよりたかったので、小幡より秋畑へ向かう県道の雄川を渡った所を左に入る。お天狗山登山、轟口ルートへ
NEC_1899.jpg

リジットフォークMTBモラテックで出かけてみました。
10%を超える砂利道をしばらく登ると、轟口登山道入り口に到着、ここにモラテックとSPDシューズをデポ
DSC_1772 (640x360)30分ほど道迷いの後、急勾配を上り詰めて白倉神社の上の尾根にあたるココ↓が中峠でしょう。
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下って白倉神社に到着、しかしこんな立派な神社がこんな山奥になぜあるのでしょうか?
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さらに東側の斜面をズルズルと下った所にあるのが旧白倉神社
NEC_1880.jpg

ここより亀穴峠へは、けもの道しかない山の斜面を地形図とコンパスを見ながら進むことになります。
葉に埋もれた足場は崩れないか?あの木に捕まりたいが十分な強度があるか?歩きやすい斜面はどこか?
方角は合っているのか?周りに獣の気配はないか?
常に判断を強いられる。五感を研ぎ澄まし緊張する山歩きとなりました。
『そろそろこのあたりでしょう。』と日野と甘楽を隔てる稜線に出てサイコンの標高を確認すると700mを越えています。
が、ここに木に食われたような標高の標識と、地に刺さっている石柱には645mと書いてあります。
NEC_1884.jpg
はて?どちらが正しいのやら
どちらかと言えば標識の方でしょう。と言う事で亀穴峠の標高は680mなのでこの場所より尾根の高い方、西へ稜線を進むことにしました。
これが失敗だったとは・・・
標高の表示された石柱は200m間隔ぐらいに細かく打ってあるので、それによるとこの鞍部かなってところが鳥居峠
であり、亀穴峠だなと言う所に石像が有りここで補給、中休止を取りました。
DSC_1773 (640x360)
DSC_1778 (640x360)
今回の峠行はこれで終わり。下りるべき支尾根を間違えて少し遠回りをしつつポ地に到着、休憩込みで5時間の山歩きとなりました。
家に帰って早速GPSログを確認すると、なんと「亀穴峠まで行っていないではないか!?」150mくらい西で折り返している。
そうです。サイコンの標高が正確で尾根に有った標識が間違っていたのです。
がっかりです。今回も亀穴峠には行けなかった。行ったと思っていたので余計にがっかりです。
だが待てよと、西側の稜線を進んだのなら次の峠に達していたのでは?
と思い、調べてみると石像仏の有った亀穴峠だと勘違いしたところが二本木峠でした。
中峠~白倉神社
難易度 ★★★☆☆
やれやれだ、亀穴峠、3度目の正直なるか?次は最短ルートで行きますぜ。










 
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#138 小梨峠
2019/06/01(Sat)
サイクリングで気づいた峠の魅力、2015年改めて群馬県内および自宅から日帰りで行ける程度の範囲で峠を巡ってみようと決意してみた。
山道を上って下ってさぁ行ってみよう。
  

みやま文庫「群馬の峠」には小梨峠(こなし) 680m 藤岡市上日野の鹿島~吉井町東谷の落合
元禄国絵図では「小梨子峠」とある。峠上に石仏がある。
等とあります。

大沢峠で今回の峠巡りの予定は終了して吉井側に下ると「小梨峠」の道標を発見!
まだ時間があるし事前にルートを調べていないけど確か日野側に越える隣の峠だから何とかなるだろう
と急遽行ってみることにしました。
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すぐに目の前をイタチ科の小動物が横切ります。オレンジがかった茶色と白のツートンカラーで体長30cm弱
この先を300m程で枝道に入り、コンクリート舗装の本格的な登りに入ります。
この坂が思った以上の強敵、細くひび割れて荒れた路面、勾配は体感18%~25%くらい
ゆるむことなく激坂が続き急速に体力が減っていくのが分かります。この感じは武尊牧場ヒルクライムを思い出します。
上半身のまず腕の筋肉が終了しました。腕を伸ばし背筋のみで対応します。
半分は来たがいつ終わるともしれない激坂
残り1kmほど、残念ですが体力は終わりを告げ足を着きます。
少し押して歩くと歩道が無くなり、草が生い茂るオフロードとなりました。
もう少しで舗装部分完走できたのか悔しい、フロントT39リヤT30のロードバイク並みのギヤ比では厳しい登りでしたね。
そして峠に至る。
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なになに?「ここに大きな杉の木が有り、そこに古狐が住み着いてここを通る者にいたずらをした。」
なんて書いてありますね。
さて、ディスクなら良かったでしょうが、とても今登ってきた激坂をVブレーキで下る気になれず日野側に下ります。
会場の大山祠を経由して帰宅しました。
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↑”ななむら”と読みます。
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難易度 ★★★★★



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#137 大沢峠
2019/05/27(Mon)
サイクリングで気づいた峠の魅力、2015年改めて群馬県内および自宅から日帰りで行ける程度の範囲で峠を巡ってみようと決意してみた。
山道を上って下ってさぁ行ってみよう。
  

みやま文庫「群馬の峠」には大沢峠 380m 藤岡市下日野の高井戸~吉井町大沢
とあります。
ブラリ峠を過ぎ、藤岡市と吉井町を分ける稜線をゴルフ場沿いに北へ、数分で大沢峠に至りました。
有りました。これが大沢峠の道標です。
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多胡村青年會とありますので明治大正あたりの物でしょうか?
藤岡市街方面に眺望が有ります。
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難易度 ★★☆☆☆
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#136 ブラリ峠
2019/05/27(Mon)
サイクリングで気づいた峠の魅力、2015年改めて群馬県内および自宅から日帰りで行ける程度の範囲で峠を巡ってみようと決意してみた。
山道を上って下ってさぁ行ってみよう。
  

みやま文庫「群馬の峠」にはブラリ峠 500m 藤岡市下日野の駒留~高井戸~吉井町大沢
とあります。
坊坂峠からおそらく高井戸という地名の由来であろう弘法の井戸がある舗装路に戻ります。
NEC_1770.jpg
中には溜り水がある。なにやら神秘的
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急勾配を登り上げ、稜線の道に突き当たった所が峠になります。
弘法井戸入口から2km 平均勾配12.2%
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この面白い名を持つ峠は牛伏山の南、グリーンパークゴルフ場に接した位置にあります。

難易度 ★★★☆☆
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#135 坊坂峠
2019/05/25(Sat)
サイクリングで気づいた峠の魅力、2015年改めて群馬県内および自宅から日帰りで行ける程度の範囲で峠を巡ってみようと決意してみた。
山道を上って下ってさぁ行ってみよう。
  

みやま文庫「群馬の峠」には記載のない群馬の峠になります。
藤岡市下日野駒留(まかぶ)~同高井戸
では何を参照したかと言うと"NOBOOWSYSTEMS LAB."の甘楽町の峠というWebページです。
この管理人の方は私の様な適当パスハンターではなく、良く峠の検証をされていてますね。
蟻ヶ峠の記事などはとても興味深く拝見させていただきました。まぁそんな人は私くらいかもしれませんがwww

で、これが高崎市の夜明けゼヨ!って事で、MTBモラテックで藤岡市日野に向かいました。
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県道日野会場線を数キロ行った、黒石と言う所弘法の井戸入口より横ライン入ったコンクリ道路の激坂を登って行きます。
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弘法の井戸少し手前に未舗装の道が左手に付いていますのでそこを入ります。
オフロードは登りでダンシングをすると後輪が空転してしまうので、シッティングでぐいぐいと登ります。
前方に3匹の大きな鹿が草を食べていました。
私に気付いた鹿は山の斜面を白いお尻を跳ね上げながら逃げて行きます。
最後尾の1匹は途中で『あれ?自分は何で逃げているのだったかかな?』と言った風情で私の方を振り返り、ちょっと止まってまた斜面をピョンピョン登って行きましたよ。
坊坂峠と思しきところ
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帰って甘楽の峠Webを確認したら、ここよりもう少し手前のヤセオネ状になっている所だったかも知れません。
難易度 ★★☆☆☆

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#127 峰峠
2018/05/10(Thu)
サイクリングで気づいた峠の魅力、2015年改めて群馬県内および自宅から日帰りで行ける程度の範囲で峠を巡ってみようと決意してみた。
山道を上って下ってさぁ行ってみよう。
  

みやま文庫「群馬の峠」には、峰峠 620m 甘楽町秋畑の峯~富岡市南後箇の涸沢
峠地には峰城という山城がある。小幡氏が国峰城に移る以前に本城に居たと言う。
城山峠とは、峰峠の別称であろう。
等とあります。

4月30日 息子と2人で峰峠を目指しました。
雄川沿いの道を溯上して秋畑に向かう、右上に古びた柱むき出しの神社を見たらすぐに「峰城祉→」の標識あり
細い激坂を登り始めます。
ここから峠まではSTRAVAのセグメントが有り2.6km 12% のコース
道は九十九折りの終始細い激坂となっており、息子氏が悲鳴を上げます。平均12%は伊達じゃない!
景色が良く、登り口の民家が小さくなってゆくのが見える。グングン標高を上げる。他にあまりない面白い坂道だ、次はロードバイクでタイムアタック、再訪決定だな。
時速6km、何とか押さずに峠に至る。
峠より300mほどで城跡があるので行ってみました。
小さな祠が4宇、ちょうど真北が富岡製糸場に当たるようです。
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地元の人でもほとんど来ないような所なのでしょう。
城跡への道で食べごろサイズのタケノコが
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峠は城に付属する形であります。この城の道であり、峠であるといった感じです。
近くにも面白い峠があるもんだ。
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難易度 ★★★☆☆

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#123 鎌田峠 #124 峠(富岡・下仁田)
2017/12/25(Mon)
サイクリングで気づいた峠の魅力、2015年改めて群馬県内および自宅から日帰りで行ける程度の範囲で峠を巡ってみようと決意してみた。
山道を上って下ってさぁ行ってみよう。
  

みやま文庫「群馬の峠」には、鎌田峠(かまた) 280m 富岡市野上の日向~下仁田町馬山の下鎌田
本峠は鎌倉街道の伝承が残っていると言う。
~本峠を越えて下仁田・南牧・余地峠・佐久へ向かったという。
とあります。
この鎌倉街道を調べて、MTBで余地峠を越えるルートなんて趣が有りそうです。

峠(とうげ) 380m 富岡市野上の宮城~下仁田町馬山の上蒔田
本峠に、固有名が有ったのか、単に「峠」と呼ばれたかは未詳である。
とあります。

この日は、息子と2人で下仁田当面へ峠巡り
国道254文真堂の所を左折、高速をくぐり南後箇森の交差点を右折
この先は、私自身も初めて訪れる地域になります。
人家もまばらな所ですが、「まんぷく大将」とか「のがみ苑」という食堂があり、いずれも爆盛りメニューを謳っているのは興味深いですね。
下仁田カントリークラブへ向けて少し登れば鎌田峠です。
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難易度 ★☆☆☆☆

坂を折り返し西へ、鎌田峠より登りが長くこちらの方が峠らしい、が、固有名を持たない富岡市と下仁田町の境「峠」こ到着。
NEC_1486.jpg
難易度 ★☆☆☆☆


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